川崎市でイベント開催「へいわ」ってなんだろう?~ナガサキ原爆のお話をきいて考えよう~
川崎ボランティアグループI.Aさんより報告が届きました。
全文をご紹介します。
9月30日(土)川崎市キリスト教団生田教会にて「平和って何だろう~ナガサキ原爆のお話を聞いて考えよう~」の集会を行いました。
川崎ボランティアグループI.A 報告書
子ども~大人まで幅広い年齢層46人が集まり、長崎の原爆の実相について原爆の説明や被爆体験の朗読を聞き、平和について考えるひと時を持ちました。
講師は4年前にも長崎から来ていただいた「永遠の会」(国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館)の調仁美さん、室井栄子さんのお二人です。コロナ禍が一段落しての川崎での活動再開とあって、お二人のお話は一段と磨きがかかり胸を打ちました。
『原爆雲の下に生きて』より当時の小学生の作文の朗読は、当時の情景が目に浮かぶようでした。紙芝居『城山国民学校の物語』では身を乗り出すように真剣に聴く子どもたちの姿が印象的でした。「長崎の鐘」についての朗読が最後で、浦上天主堂の鐘が鳴り響く中で朗読は終わりました。会の最後は、世界中の人々の平和を願い、一同で「みんなで平和を」の歌を歌いました。
「平和とは鐘がなること」と感想を書いてくれた子どもがいました。
教会の鐘が鳴る、何気ない日常が続くことが平和であると感じたのでしょう。戦後78年続いた平和を次の世代へつないでいきたい、そして、日本だけでなくこの世界が平和であるようにと、想いを新たにした集会でした。